自動車点検整備推進運動の実施について
2022年9月2日
自動車点検整備推進運動の実施について
関東運輸局では、令和4年9月1日から10月31日までの2ヶ月間を「自動車点検整備推進強化月間」として、関係機関等の協力のもと、自動車ユーザーによる保守管理の徹底を推進しています。
大型トラックでは、重大事故につながりかねない車輪脱落事故が多発し、バスについては、車齢の高い車両による火災事故をはじめ、車体フレーム腐食による車両の不具合による事故が発生しており、今や国産メーカーの製造する乗用車の約9割に、カメラ・センサーなど数多くの電子装置を搭載した衝突被害軽減ブレーキが採用されていますが、使用中の故障や不具合が発生し、予期せぬ事故やトラブルにつながった事例も発生しております。
これらを踏まえ、車両の安全確保のためには予防的な点検・整備を確実に行うことが重要であり、環境面においても、排出ガスによる大気汚染や地球温暖化問題への対応も重要となってきています。
自動車ユーザーには、自動車の不具合による事故の防止や環境保全を図ることを目的として、自動車の点検・整備の実施が義務付けられていますが、その実施状況は乗用車で6割程度に留まるなど、決して十分に実施されているとは言えない状況です。
本運動を通じて、今一度保守管理意識を高め、適切な点検・整備を実施して頂きますようお願い致します。